【CV】中心静脈カテーテル
本日は大腸憩室炎で入院した場合に、どうしても避けては通れない点滴のお話をいたします。
入院直後のしばらくのあいだ、右手からの点滴が行われてましたが、数日後事態が変わります。
回診を終え、少し過ぎると、一団がやってきました。
「では、今からCVやるのでよろしくお願いしまーす。」
後日インターネットで調べてみますと、CV自体は中心静脈Central Veinの略だそうですが、病院内にいますと、「CV」「CV」とよく耳にします。
現場では、この首からの点滴を「CV」~と呼んでいるようです。
わたし自身も、点滴というと腕から垂れているのをイメージしていましたが、首の静脈からの点滴があるのですね。
入院期間が長かったり、その他、高カロリー輸液や刺激性の抗癌剤を静脈に投与するために行う模様。
わたしの場合は高カロリー輸液のため~という簡単な説明が”取り付け前に”ありました。
チューブが刺さってしまえば、どうってことないのですが(痛みはありません)、ただし施術の時は、かなり仰々しい印象を持ちました。
大きなサランラップみたいなもので覆われて自分では見れません。
そこで、いったい何が起きていたのかと思い調べてみました。
https://www.youtube.com/watch?v=petpZphXUT4
施術は麻酔を合わせて10分くらいですが、改めて映像をみますと結構エグイです。
よくくっついているな~と不思議に思っていたら、しっかり縫合されております。
医療の見地とは別に患者の立場からですと、腕からの点滴よりも患者にとってはわずかですが、身動きは取りやすいような気がします。
特に入院期間が長い場合は、日々「着替え」という行為が発生します。
腕からの点滴の場合、看護師さんに頼まないとままなりません。
首からの点滴の場合、自分でするりと着替えができちゃいますから。
腕からの点滴の時の失敗談をご紹介します。
あれは深夜だったのですが、寝返りを打った拍子か何かでチューブのジョイント部分が外れてしまい、血液がドクドクとシーツを汚してしまったことがありました。
当然ナースコールで呼びましたが、とんだ人騒がせ患者です。
このCVを外すタイミング・・・食事が全粥になれば、この煩わしい(失礼)チューブからも解放も時間の問題です。
この話を聞いて、どうしてもCVの点滴を避けたくなった方は、ドクターに相談してみてください。