大腸憩室炎 ブログ

あなたが大腸憩室炎と診断された時にお読みください(男性・♂・40代・会社員)

【退院】 最終回ではありません

この病院は行政からの救急病院の指定もあり、あまり入院で長居させるような患者さんは少ない模様です。


入院期間は、早い人で1日、平均でも7日から10日といったところでしょうか。

わたしの場合は、9日間でした。感覚としたら、長い出張の最終日のようでした。


最後の病院での食事をどうするか~そんな選択がありました。

しかし1食600円という価格のことを考えると、朝食はパスしました。

シャバに出れば、何だって食べられる!!~確かに入院期間は退屈は感じませんでしたが、やはり食事に関してはガッツリがないので寂しさを募らせていました。

09:00ごろに総務のひとがベッドにやってきて、大まかな流れを説明してくれます。ただ、もうすでに同じ病室の患者さんへの説明が何べんも聞こえてきたので、じゅうぶんでした。
受付で支払いを終え、手続きも完了しました。

 

晴れて自由の身!

 

正面玄関から出てバス停がありますので、待つこと1分。すぐに最寄り駅に向かうバスがやってきました。
入院中は外出できるわけもなく、決まった病室からの景色はいつも一緒でしたので、バスの車窓からの景色でさえ新鮮でした。

みなさんは、長いあいだ自宅を離れて留守だった場合、まず何を食べたいですか。

 

わたしの住まいは、ラーメン激戦区でラーメン屋さんがいっぱいあります。まずはビールと餃子、ニラレバ炒め、そして普段は食べたこともないチャーシュー麺でもすすろうかな~と思ってました。
それとも鶏のからあげをひたすら食べる~

いやいや、日本そばのあの濃いつゆが無性に食べたい。そこで、せいろを2枚、てんぷらの盛り合わせがあったら最高、辛口の日本酒とともに…。

しかし病院を出たのが、10:30と中途半端なこともあり、ほとんどのお店が開店前だと気付きました。難しい判断。病院は早く出たい⇔昼にならないと飲食店は開いていない。

結局、外食という選択肢は諦めました。

そこで最寄りのスーパーに立ち寄りました。

(1)ごはんがススムの辛口キムチ
(2)牛ステーキ500g
(3)乾燥めんの十割そば
(4)なっとう
(5)一番搾り

 

相変わらず野菜は高値でした。

そこで、ごはんがススムの辛口キムチを購入しました。

 

いろいろ悩んだあげく、自宅で『いきなりステーキ』ごっこをすることにしました。

スープやサラダなどの前菜からエントリーではなく、まさしくステーキから食するという、このいきなりステーキさんのネーミングセンスは素晴らしいと改めて感心しました。

久しぶりにキッチンに立ち、肉が焼ける匂いというのは、何と食欲をそそるのでしょう。

しかし気張って食べ始めたのですが、食がずいぶんと細くなっており、キムチを50gとステーキ250gがせいぜいでした。

 

ただ朝のビールはなぜあんなにおいしいのでしょうか~、労働者のみなさま。 

もう今日は牛になってもいい~そのまま昼寝を楽しみました。
やっぱり自宅はいいですね。13時にベッドに入り、起きたら18時でした。

 

翌日の夕方、保険の申請があるので再び病院を訪れました。
入り口でお世話になった数名の看護師さんにお会いしました。何だか不思議な感覚です。

高価なものではないのですが、なるべく多くの人たちに食べてもらえるような菓子折を持参しました。

時事ネタでパンダのお菓子をチョイスしました。

http://www.j-retail.jp/lib/pdf/news/1-10-2938/pandafulwinter2017.pdf


入院の手引きには『お心添えは、大変もうしわけありませんが遠慮します』~とありましたが、もらってうれしくない人はいないでしょう。

婦長さんと呼ばれている人がたまたまいてフツーに受け取ってもらえました。

ナースセンターで『パンダ!パンダ!』と聞こえてきたので、一応つかみとしてはOKだったのでしょう。


これですべて終わったような気がしました。


みなさんお世話になりました。
こんな自分勝手な患者でも面倒を見てくれてどうもありがとうございました~こんなおセンチな気持ちで病院を去りました。


しかし、このブログ~これで最終回ではありません。
もうしばらく続きますので、引き続きよろしくお願いいたします。