大腸憩室炎 ブログ

あなたが大腸憩室炎と診断された時にお読みください(男性・♂・40代・会社員)

【病院の食事】絶食後に待っているお楽しみ

今回は辛い絶食後に待っているお楽しみに院内食についてご紹介いたします。

 

病状がそれほど深刻となる前でしたら、通常大腸憩室炎を患う人の大半は、「手術なし」+「絶食数日」が王道と考えてよいと思います。

中国人の漢方では、身体のメンテナンスのために年に一度5日間絶食を施す~なんてあるようです。しかし、普通の生活をしていて、健康のために数日食事を抜く~こんなストイックな人は珍しいと思います。
したがって初めて病院で絶食経験をされる人にとっては、いささか点滴による絶食というものが、どんなものなのか予め知っておきたいところです。


点滴と絶食経験者の話と自分自身の経験を総合しますと、不思議と点滴期間中は喉が渇いたり、空腹を感じたりすることは、少なかったです。
それと、あえてできないことに対して、執着もしないし、関心も薄まった~これが正直なところでしょうか。


【病院食のお粥コース】
重湯→3分がゆ→5分がゆ→全がゆ

※このパターンを記憶しておくと、気持ち的にはとても楽になります。

 

【重湯】

「おもゆ」と読みます。こんな年齢になるまで使ったことのない単語でした。

以下の写真は4種類のコップが並んでますが、「牛乳」「コンソメスープ」「くだものジュース」、そしてほんのりお米のかほりがあるのが「重湯」というものです。

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インターネットで調べると、これら「水分のコース料理」総じてを重湯と呼んでいる人もいらっしゃいました。

 

【3分がゆ】

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【5分がゆ】

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【全がゆ】

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全がゆ~となると、後は主治医の判断で、退院も見えてきます。

「重湯」「3部」「5部」「全がゆ」~1日3食ですから、大体退院まで長くて5日から7日くらいとカウントしておくといいと思います。
そして点滴のチューブが外れれば、退院のGOサインは時間の問題です。


1週間の献立は病棟のところどころで掲載してあります。

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3分がゆ・5分がゆまでは、メニューによっては食べやすいように加工した状態で出てきます。
あえて消化しやすいように柔らかくつぶしてくれています~といったところでしょうか。よく病院食を不味いといいますが、わたしは幸いにもすべて美味しくいただけました。

入院生活は、さしてやることもないので、ひとり「献立利き味ゲーム」を楽しむのもよしだと思います(回答は献立をみます)。

 

【重湯の基本メニュー】
4品 重湯、味噌汁orコンソメスープ、ミルク、ジュース

【3分がゆ&5分がゆ】
4品~6品 粥、味噌汁orスープ、前菜×2、主菜、デザート

代表メニューは写真を参考にしてください。

 

そして全がゆになると、おかずがしっかり原型とおりに登場します。

 

食事は、完食すると看護師さんから「全」という印を記帳してもらえます。
楽しみの少ない入院生活において、スタンプラリー的な愉しみを覚えます。

←特に景品がでることもありませんが。。。。

 

点滴から重湯に移った時の印象ですが、重湯が温かいので、しばらくすると、身体にエネルギーがみなぎるような感覚を今でも覚えています。
やはり人間にとっては、口から入れたものは強いんだな~と実感できる時です。

 

余談ですが、掲載した写真にあるFoodieは、スマホからの食べ物の撮影に最適な無料カメラアプリです。30種類以上のフィルターがあり、「おいしく」、「スパークリング」、「ピクニック」、「スウィート」、「フレッシュ」~などなどおしゃれに撮影ができます。

 

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